【質問】この前ニュースで東海道新幹線を走っている車両がなんとかという賞を取って、利用者からも人気が高いと報じられていました。新函館まで開業したときの車両はどんなものになりますか。
【お答え】先日報じられたのは東海道・山陽新幹線を走るN700系という車両が「鉄道友の会」のブルーリボン賞を受賞したというもので、省エネ性能や快適性などが評価され、同車両はこれを含め13の賞を受賞しているとのことです。
新函館開業の際に運行される車両の概要はまだ公表されていませんが、大半は現在東北新幹線で運転されている車両が使われると予想されます。そこで東北新幹線の運行計画をJR東日本の公表資料で見ると、新青森開業を迎える2010年度に、E5系という10両編成の新型車両を導入する計画となっています。
E5系の特徴は、国内最高速となる320km/hでの営業運転が行える設計で、乗り心地向上のための台車装置を搭載、新青森開業時には最高300km/h運転により東京―新青森間を3時間10分で結びます。また、「スーパーグリーン車」というプレミアムシートを導入し、鉄道としては国内最高級の空間とサービスを提供するとしています。2013年度末には最高速度320km/hを達成するとしており、2015年の新函館開業の際にも同様の性能を有する車両が導入されると期待されます。
(記事内容はJR東日本プレスリリース07/7/27、07/11/6、08/4/8による)