北海道新幹線2016.3新函館北斗開業ウェブサイト

函館商工会議所が所管する新幹線推進団体の活動アーカイブです

【質問】開業まで1年を切り、新函館北斗駅と函館駅を結ぶアクセス列車のことが気になっているので、わかっていることを教えて下さい。

 

【お答え】北海道新幹線新函館北斗駅と函館駅を結ぶアクセス列車については、現時点ではJR公表済の事項と未公表の事項があるため、区分してご紹介します。

■平成27年4月末までに公表されている事項

◎新幹線開業日に合わせて電化し、新型電車を導入
◎新型車両は733系、3両で1編成(4編成導入)、1編成の定員は立席含む441名、3扉ロングシートタイプ、客室フロア段差なし、車いす対応トイレを設置
◎アクセス列車の愛称は「はこだてライナー」に決定
◎新駅・函館駅間を快速約17分、各停約20分で結ぶ
◎新駅では主にアクセス列車専用ホームにて発着し、新幹線との乗換は跨線橋を上り下りせず同一平面ホームで行えるように運行ダイヤを極力調整

また、函館市民の関心が高い運行ダイヤ(運転本数や停車駅等)は、公表されるのが12月頃と見込まれ、現時点で明らかな情報がないことから、参考として現在の函館本線の運行本数をご紹介します。

■平成27年3月改正ダイヤによる函館本線運行本数

函館駅発着
定期列車(平日)
下り便数
(札幌方面)
上り便数
(函館方面)
特急 9 9
急行 1 1
普通・快速(七飯以遠) 11 14
普通(七飯止まり) 10 6
31 30

現在七飯止まり(七飯発)の普通列車については、隣駅の新函館北斗との距離が4.1kmと近いため、新駅への全便乗り入れが期待されます。また、平成24年度作成の国交省資料による東京・新函館北斗間の新幹線想定運行本数は15往復あり、その全てにアクセス列車が接続するとすれば、同じく15往復が運行されることも期待でき、最終的には特急等と合わせて1日40往復以上、1時間あたり2―3便の運行が期待されます。

商議所が事務局を所管する新幹線開業対策推進機構では、過去にアクセス列車の充実に関する下記事項をJR北海道に要望しており、今後も動向を注視しながら関係先への要望等を進めて参ります。

■新駅との鉄道アクセス充実に関する要望事項(抜粋)

◎編成増結や続行運転などアクセス列車の混雑緩和策の実施
◎新青森・青森間に準じた特急乗車時の特急料金不要特例の検討
◎函館・札幌間を結ぶ特急列車の安全な運行を前提として輸送力を減便・減速措置がなされる以前の水準までに回復すること


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