【質問】新幹線開業後の東京発新函館行きの最終便は何時くらいになりそうですか。
【お答え】新幹線の運行時刻については市民の関心がとても高いのですが、過去の新幹線開業事例では、JRが新幹線運行ダイヤを公表するのは開業約3か月前であり現時点での運行時刻は未定であることから、東京・新青森間の現在の運行ダイヤを新函館まで延長した場合どのようになるか想定してお答えいたします。
2014年3月改正ダイヤによる東京発新青森行きの夜間便(下表)は、東京発20:16→新青森着23:36が最終です。国交省試算では新青森・新函館間の所要時間は1時間1分であり、かつ新幹線は24時以降運転できないこととなっているため、新函館行き最終便はその前の2便「はやぶさ31号」か「はやぶさ33号」が想定されます。「はやぶさ33号」にあてはめると、東京発19:20→仙台発20:55→新函館着(想定)23:32となり、新函館・函館間アクセス列車の接続がある場合は24時前には現函館駅に辿り着けることとなります。
現在、東京羽田発函館行き最終の飛行機に搭乗する場合は、遅くとも東京駅を16:20頃に出て羽田空港に向かわなくてはならず、仮に「はやぶさ33号」が新函館行き最終便となった場合、東京都心の滞在時間は3時間増加して、ビジネスチャンス拡大に繋がります。
また、東北新幹線にはファーストクラスとして弁当提供やアルコール飲み放題の「グランクラス」座席があり、東京・新青森間では指定席料金に約1万円を追加すれば利用できます。こうしたサービスを利活用し、行きは飛行機でスピーディに東京へ、帰りはゆったり新幹線で、と利用手段の選択肢が広がれば、航空路線との共存など相乗効果が得られるようにもなります。