北海道新幹線2016.3新函館北斗開業ウェブサイト

函館商工会議所が所管する新幹線推進団体の活動アーカイブです

[要旨(1)から続く]同事業の第2回では、新函館開業時の記念イベントを実施する場合、どのような事業とするかについてグループに分かれてのワークショップを開催し、参加者から様々なアイデアと課題が提案されました。こちらも報告書に整理しとりまとめましたので、抜粋の上掲載いたします。皆様の今後のまちづくりの参考としていただければ幸いです。

【まとめ2】北海道新幹線開業記念イベント実施に際しての課題

項目 アイデア クリアすべき課題
場所 ■木古内町と北斗市に駅が2つできるため、大きく分けてイベントをしてはどうか ■同時に開催するのか、時期をずらし回遊性を創出するのか、どこが主催するのか
時期 ■開業時期が夏だと港祭りに合わせたイベント、冬だと各地での鍋祭りを利用しては ■開業時期によって実施可能な内容も大きく影響する。開業時期の早期の確定が不可欠
目的 ■観光客向けよりむしろ「地元の人」が楽しめるステージづくり。開業を地元住民でお祝いするという気持ちで行う

■地元の人々を対象にする場合は、派手な演出は効果的だが、道外や首都圏からの集客をねらうのであれば、函館らしさ北海道らしさ・・を念頭に入れ、地元住民で観光客を迎えることが大切

■列車の「出発、到着」時間帯に合わすタイムリーな仕掛けが必要

■誰のため、何のためにやるのか
テーマ ■北海道のイメージから、食をテーマにしたイベントの開催。バーベキュー市、物産市など、屋外で食べ物のおもてなしを行い、賑わいをつくる。巨大コロッケ(厚沢部)、マグロ解体ショー(戸井、松前)。冬なら塩ラーメン、江差鍋祭り、ごっご汁など暖かいメニューを提供

■ノベルティ配付などのPRもあわせて行い、帰りにお土産を買っていただけるよう仕掛けも必要

■開催期間をどれくらいにするか開催時期によって提供できるメニューが異なる。提供数量等にも影響
催事 ■これは知らないだろうというわが町のものを紹介

■道南17市町の特色ある郷土芸能(江差追分、獅子舞、ともえ太鼓、いか踊り)を披露

■歴史上の人物の衣装を着てお迎え。松前の武者姿、野外劇や五稜郭祭など

■子供たちの吹奏楽演奏、プリキュアや仮面ライダーで家族を呼ぶ

■よさこい(函館、札幌のチーム)、巴太鼓、ひのき屋など地元で活動するグループの発表の場

■ご当地ゆるキャラ(イカール、うに丸、おらいも等)大集合

■ごっこカーリングなど体験ゲーム・イベントを実施

■「これは知らないだろうというわが町のもの」は、果たして観光客に感動を与えられるものなのかどうか検証が必要

■青森のケースでは招聘費用が生じないような催事をプログラムした。左記アイデアのような催事の事業費はどうやって確保するか

タレント起用 ■道南出身の芸能人・有名人が多数いるため、負担金のかからないよう有名人を呼ぶ

■音楽の祭典的なイベントにして、北島三郎、GLAYに来ていただけないか。記念の歌を作ってもらう。彼らのサミットを開く

■誰を呼ぶのかの調整や、お金をかけないで呼ぶための交渉等は誰がやるのか

■コンサートなど単体で成立するものを開業記念イベントとして銘打って行う必要があるか。誰が事業費を負担するか


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