北海道新幹線新青森―新函館北斗間は平成27年度末に完成開業したところですが、防音等の対策工事が残っており、2016年12月22日に発表された平成29年度の線区別事業費70億円を合わせ、平成17―29年度の13年分の事業費ベースで進捗額5,526億円となっています。事業費の3分の2は国負担、残り3分の1が地方負担であり、新函館北斗―新青森間の完成時点総事業費5,508億円のうち地方負担分は1,836億円、うち北海道983億円、青森県853億円(青森県内区間約69km地点まで)とされています。
また、地方負担額の90%は地方債の発行が認められており、地方債の半分(条件によっては最大70%)が地方交付税として国から措置されます。
そのため、地方の実質的な負担額は、全体工事費のおおよそ18%程度になります。
【注】北海道新幹線新青森・新函館間の事業費は当初総額4,670億円でしたが、工事実施計画の変更(予算変更)が2013年1月18日に国交省から認可され、総工費が5,508億円に増額となったため、再計算を行っています。また、開業後の残工事・追加工事等により2018年度までの総額は5,556億円となっています。